手術1週間後(6日後)の状況
約1cmの切開部の細いナイロン糸の抜糸を行います。その後2、3日間は消毒のための薬用クリームを塗り、やわらかいガーゼなどを当てテープで軽めに圧迫しておきます。
この頃には ”わきの下に握りこぶし1コはさんでいる感じ” まで肘を少し下げることができますし、多少腕をうごかすことも出来るようになります。 軽いお仕事も無理をしないように注意しながらならできますが,高いところまで自由に腕を動かすことはできません。
デスクワークなどの軽いお仕事はできるようになります。 ただし無理をしますと削った皮膚が剥がれることがありますので注意が必要です。
手術9、10日後の状況
すべてのガーゼが取れますので,バンザイのように肘を上げたり肘をおろしたりすることが出来ます。
石鹸を使わない軽く流すシャワーやシャンプーができるようになります。
この頃から一時的に皮膚が硬くなってきますので,消毒と皮膚のかさぶたを軟らかくするための薬用クリームを薄く使用していきます。
この頃はまだ皮膚表面が弱く,腋の下をピタッと付けて擦るような動きをされますと,皮膚表面が擦れてビランの原因となることがありますので注意してください。
手術2週間後の状況
痂皮がどんどん剥がれ落ちてきますので引き続き薬用クリームを使用していただきます。 腋の下に石鹸を使った入浴も可能となりますが,あまり強く創部を擦らないようにしてください。また皮膚を反対側の手で押さえながら肘を上げ腋の下の皮膚を伸ばす運動を繰り返し行いますと,皮膚が軟らかくなっていきます。 しわの予防のためですからしっかり行います。
動きの激しいお仕事やスポーツ,自転車・バイクの運転もでできるようになります。 なお自動車の運転は手術後9、10日後からできますが,最初のうちは充分注意して運転してください。
手術3,4週間後の状況
この頃には皮膚表面のかさぶた(痂皮)がほとんど取れ,赤褐色の色素沈着が一時的に起こってきます。この頃からはプールやサウナに入ることもできます。
さらに腕を上げしっかりと伸ばす運動をして腋の下の皮膚を軟らかくしていきます。もともと腋の下にあるシワが多い方はしっかりと伸ばしませんとシワが残ってしまうことがあります。
さらに最近では 皮膚が硬くなったり,色素沈着・ケロイド・肥厚性瘢痕などを予防するための薬用クリームを痂皮がすべて取れてから使用していだだいております。この薬用クリームは少なくとも半年以上は使用していただいたほうが経過は良いようです。
また毛穴に皮膚の垢や皮脂が溜まりますとおできやニキビなど化膿の原因になりますので,入浴時に軟らかい木綿のタオルを使って石鹸で良く洗っていただきます。
術後怖がって腋の下を洗いませんと,腋の下全体が茶褐色になるほど皮膚の垢が溜まる・毛穴に黒い垢が溜まる・赤く腫れ上がった おでき ができる などの症状が出ることがあります。
手術6ヶ月後以降の状況
約1cmの切開縫合部・ガーゼ固定による糸の点状の痕・削除部全体の色素沈着・シワの状態などの 治り方はかなり個人差があります 。 体質的に傷痕が目立つ
ケロイドや色素沈着を起こしやすい方もいらっしゃいます。
体質的に治りが悪くなければ数ヶ月から1年程度で徐々に傷痕や色素沈着は落ち着いてきます。 そして数年以上経過しますと白い傷あとが目立たなくなっていくのが通常です。
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